- 学生でもビューカードの審査に通るのか知りたい
- 学生がビューカードを作るときの必要書類が知りたい
- 学生におすすめのビューカードが知りたい
「学生でも作成できるクレジットカード」を探す方は多いだろう。
学生がクレジットカードでポイ活を楽しみたいのであれば「ビューカード スタンダード」がおすすめだ。
このカードはSuicaにチャージするだけでポイント還元されるため、通学で毎日のようにSuicaを使う学生と非常に相性が良い。
この記事では、学生がビューカード スタンダードを使う利点や審査を通過するポイントを紹介する。
クレジットカードのポイントを生活費の足しにしたいと考える学生の方は、ぜひ参考にしてほしい。
ビューカードは学生でも作れる!
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ビューカードはJR東日本グループが発行するクレジットカードであり、Suicaとの連携でポイント還元を受けられるのが特徴だ。
ビューカードにはいくつかの種類があるが、通学で電車を利用する学生であれば「ビューカード スタンダード」は持っておいて損はない1枚である。
ここでは、ビューカード スタンダードについて基本的な項目を解説する。
初めてクレジットカードを持つ方や、Suicaをよく利用する方にとって、ビューカード スタンダードは便利でお得な1枚となるだろう。
申込条件
ビューカード スタンダードは、以下の条件を満たす方が申し込み可能である。
- 日本に居住
- 満18歳以上(高校生不可)
- 電話連絡が可能
日本に住む18歳以上の方であれば申し込みできるため、大学生でも利用可能だ。
大学生は公共の交通機関を利用して通学する場合も多いだろう。
その際Suicaで支払いを済ませるケースも少なくないが、このクレジットカードを利用すればポイント還元も受けられる。
頻繁にSuicaを利用する方であれば、利用を検討する価値はあるだろう。
基本情報
ビューカード スタンダードの基本情報は以下のとおりだ。
| 申込条件 | 日本国内にお住まいの方 電話連絡のとれる方 高校生を除く満18歳以上の方 |
|---|---|
| 年会費 | 524円 |
| ポイント還元率 | 0.50%~5.00% |
| 国際ブランド | JCB Visa Mastercard |
| 対応電子マネー | Suica |
| 付帯保険 (利用付帯) | 国内旅行傷害保険:最高1,000万円 海外旅行傷害保険:最高500万円 |
| 即日発行 | 不可 |
| 発行スピード | 最短7日 |
このクレジットカードは通常のポイント還元率が0.5%であり、他のカードと比較して決して高くはない。
一方で、Suicaへのチャージが1.5%になったり、モバイルSuicaでの定期券購入が5%還元になったりするなど、学生が通学で利用する際は非常にお得だ。
また、国際ブランドは主要な3種類から選択できるため、自分の利用シーンに合わせて選べるだろう。
さらに「国内旅行傷害保険」が付帯するのも大きな特徴だ。
ビューカード スタンダードは保有するだけで保険が付帯されるため、旅行先でケガをしたり事故や災害にあったりした場合も安心だ。
なお、このクレジットカードには、Suica機能が付帯したものと、そうでないものの2種類がある。
すでにモバイルSuicaやカード型のSuicaを保有しており、新たにSuica機能が必要ない方は、付帯なしのカードを選ぶと良いだろう。
付帯なしのタイプであれば、タッチ決済も可能だ。
限度額
ビューカード スタンダードの利用限度額は最大100万円で、審査のうえで個別に設定される仕組みだ。
また、このクレジットカードには「割賦枠」が設定されている。
割賦枠とは、1回払い以外の分割払いで利用できる範囲である。
例えば、利用限度額が50万円で割賦枠が10万円の場合は、10万円分まで分割払いやリボ払いが可能で、残り40万円は一括払いで利用可能だ。
また、利用限度額は申請により増額可能だが、審査により認められない可能性もある。
増額を希望する場合は以下の方法で申請できる。
- VIEW’s NET
- 電話
VIEW’s NETでの増額申請は約1週間かかるため、時間に余裕のない場合は電話で申し込むとよいだろう。
なお、限度額の増額は恒久的なものだけではなく、一時的な引き上げも可能だ。
学生がビューカードを作るメリット
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学生がビューカード スタンダードを作成するメリットは、以下が挙げられる。
これからビューカード スタンダードの作成を検討する方は、上記のメリットをしっかりと理解してほしい。
Suicaのオートチャージが利用できる
学生がビューカード スタンダードを使うメリットのひとつに、Suicaへオートチャージができる点がある。
Suicaのオートチャージ機能はビューカード限定のサービスで、他のクレジットカードでは利用できない。
オートチャージを設定していれば、Suicaの残額が設定した金額よりも少なくなると改札通過時に自動でチャージされる。
さらに、オートチャージで利用した金額はポイント還元が1.5%になるのも大きな特徴だ。
日々の交通費を支払うだけで自動的にポイントが貯まるのは、学生にとっては大きな魅力になるだろう。
モバイルSuicaで定期券を購入すると5%還元
学生は通学用に定期券を購入するケースも多いが、モバイルSuicaでの購入時に決済方法をビューカード スタンダードにすると5%のポイント還元を受けられる。
例えば、20,000円の定期券を購入した場合は、5%の1,000ポイントが付与される。
1,000ポイントあれば友人とのランチやカフェでも利用できるだろう。
通常のクレジットカードでは定期券購入時のポイント還元がないケースも多いため、通学で定期券を利用する学生にとっては、大きな節約につながるだろう。
さまざまな場面でポイントが貯まる
ビューカード スタンダードを交通関連の支払いに利用すると、ポイントが効率的に貯められる。
| 利用内容 | 還元率 |
|---|---|
| Suicaへ通常のチャージ | 1.5% |
| Suicaへオートチャージ | 1.5% |
| モバイルSuica定期券の購入 | 5% |
| モバイルSuicaグリーン券の購入 | 5% |
| 「えきねっと」で 新幹線eチケットを購入 | 5% |
駅ビルなどJRE POINT加盟店でお得
さらに、日常の以下の利用でもポイントがお得に貯まる。
| 利用内容 | 還元率 |
|---|---|
| 通常利用 | 0.5% |
| JRE POINT加盟店 | 1.5% |
| JRE MALLショッピング | 3.5% |
JRE POINT加盟店でビューカード スタンダードを利用すると、通常の0.5%に加えて1%のポイント還元を受けられる。
JRE POINT加盟店には主に以下の駅ビルが該当し、通学や帰宅途中の学生が利用する機会も多いだろう。
- アトレ
- ペリエ
- シャポー
- ビーンズ
- アトレヴィ
- nonowa
- MIDORI など
また、JR東日本が運営するオンラインショッピングモール「JRE MALL」では、通常利用の0.5%に加えて3%が付与される。
なお、JRE MALLはファッションアイテムやコスメ・美容用品、スポーツやアウトドア関連などあらゆる商品を揃えている。
ボーナスポイントがもらえる
さらに、ビューカード スタンダードの年間利用金額に応じて「ビューサンクスボーナス」が付与される。
付与されるポイントは以下のとおりだ。
| 年間利用額 | ボーナスポイント |
|---|---|
| 30万円 | 250ポイント |
| 70万円 | 1,250ポイント |
| 100万円 | 2,750ポイント |
| 150万円 | 5,250ポイント |
学生の場合、日頃クレジットカードを利用するケースはそこまで多くないかもしれない。
ただ、公共料金や携帯電話など、毎月支払いが必要になる費用をひとつのカードにまとめることで年間の利用額が増え、ビューサンクスボーナスを受け取れる可能性も高まるだろう。
ポイントの使用方法が豊富にある
ビューカード スタンダードで貯めたポイントには、さまざまな利用方法がある。
上記の方法について詳しく説明しよう。
支払いに利用する
ビューカード スタンダードで貯めたJRE POINTは、1ポイント=1円としてさまざまな支払いに活用可能だ。
- Suicaへのチャージ
- JRE POINT加盟店での支払い
- JRE MALLショッピングでの支払い
- JRE MALLふるさと納税での支払い
- アイルミネでの支払い
なお、アイルミネとはルミネが運営するファッションに特化したオンラインショッピングサイトだ。
JRE POINTと連携することにより、貯めたポイントを利用できる。
ただし、ショッピングでポイントを貯めるには、ルミネカードの利用が必要になる。
Suicaグリーン券に交換する
JRE POINTはSuicaグリーン券にも交換可能だ。
Suicaグリーン券とは、JR東日本の管内で普通列車のグリーン車に1回乗車できる券だ(自由席に限る)。
このサービスを利用するには「JRE POINT WEBサイト」への登録が必須である。
登録すると利用状況に応じて以下のステージが与えられ、Suicaグリーン券と交換できる。
ステージ別条件とポイント付与数
| ステージ | 交換に必要なポイント数 | 条件 |
|---|---|---|
| ステージ1 | 600ポイント | JRE POINTに入会 |
| ステージ2 | 600ポイント | 300ポイント以上獲得 |
| ステージ3 | 500ポイント | ・JRE POINT WEBサイトにて Suicaとビューカード スタンダードを登録 ・3,000ポイント以上獲得 (鉄道と買い物のカテゴリで各300ポイント以上必要) ・1,000ポイント以上利用 |
| プレミアム | 400ポイント | ・JRE POINT WEBサイトにて Suicaとビューカード スタンダードを登録 ・10,000ポイント以上獲得 (鉄道と買い物のカテゴリで各1,000ポイント以上必要) ・3,000ポイント以上利用 |
ステージが上がるほど、少ないポイント数で交換できる仕組みだ。
なお、対象列車は普通車のみで特急や新幹線などでは利用できない点に注意が必要だ。
えきねっとで利用する
また、JR東日本が運営する旅行情報サイト「えきねっと」で、JRE POINTを以下のように利用することも可能だ。
- 新幹線eチケット
- 新幹線eチケットの座席アップグレード
- 在来線チケットレス特急券
新幹線eチケット
新幹線eチケットがあれば、交通系ICカードやモバイルSuicaなどで新幹線の自動改札を通過できる。
交換に必要なポイントの目安は下表の通りである。
| 乗車距離 | 交換に必要なポイント数 | 区間の例 |
|---|---|---|
| 100kmまで | 2,160ポイント | 大宮〜高崎 大宮〜宇都宮 福島〜仙台など |
| 101kmから 200km | 4,620ポイント | 東京〜軽井沢 東京〜越後湯沢 東京〜那須塩原など |
| 201kmから 400km | 7,940ポイント | 東京〜仙台 東京〜山形 東京〜新潟 東京〜長野 仙台〜秋田など |
| 401km以上 | 12,110ポイント | 東京〜新青森 東京〜秋田など |
座席アップグレード
また、JRE POINTを利用してグリーン車やグランクラスにアップグレードも可能だ。
新幹線eチケットの普通車指定席料金のままでできるので、こちらも大変お得だ。
その際に必要なポイントは以下のとおりである。
| 新幹線名 | グリーン車 | グランクラス (軽食と飲料なし) | グランクラス (軽食と飲料付き) |
|---|---|---|---|
| はやぶさ | 3,500ポイント | 6,500ポイント | 8,500ポイント |
| はやて・やまびこ | 3,000ポイント | 6,000ポイント | ー |
| こまち・つばさ | 3,000ポイント | ー | ー |
| とき | 3,000ポイント | 6,000ポイント | ー |
| かがやき・はくたか | 3,000ポイント | 6,000ポイント | 8,000ポイント |
| あさま | 2,000ポイント | 5,000ポイント | ー |
| なすの | 1,500ポイント | 4,500ポイント | ー |
| たにがわ | 1,500ポイント | 4,500ポイント | ー |
在来線チケットレス特急券
在来線チケットレス特急券とは、紙の切符を発行することなく交通系ICカードやモバイルSuicaなどで特急に乗車できるチケットのことだ。
以下のポイントで交換が可能である。
| 乗車距離 | 交換に必要なポイント数 | 区間の例 |
|---|---|---|
| 50km | 460ポイント | 新宿~八王子・青梅 東京~千葉・蘇我 |
| 51kmから 100km | 720ポイント | 東京~土浦・小田原・成田空港 長野~松本 |
| 101kmから 200km | 1,280ポイント | 東京~水戸・甲府・熱海 |
| 201km以上 | 1,940ポイント | 新宿~松本 東京~仙台 |
学生同士で旅行に行く際は、えきねっとを利用してお得な旅を検討するのも良いだろう。
「どこかにビューーン」を利用する
「どこかにビューーン」とは、JRE POINTを利用して、新幹線でランダムに選ばれた行き先へ旅行できるサービスだ。
申し込みをすると候補地が4ヵ所指定され、その中からランダムで行き先が決定する。
利用するには6,000ポイント(仙台・盛岡・新潟・長野から出発する場合は5,000ポイント)が必要だが、通常よりも大幅にお得だ。
学生は友人同士であれば、行き先がどこであれ楽しむことができるだろう。
また、通常では旅行先の候補として挙がらない場所に行く可能性もあるため、学生時代の思い出作りとしての活用もできるだろう。
商品に交換する
ビューカード スタンダードで貯めたポイントは、JRE POINT WEBサイト上で商品との交換も可能である。
以下は交換できる商品の一例だ。
- 食品
- ファッションアイテム
- リビング用品
- 美容・健康グッズ
- 商品券
- Suicaのペンギングッズ など
なお、商品との交換を希望する際は、JRE POINT WEBサイトへの登録が必要である。
家族に移行する
ビューカード スタンダードで貯めたポイントは家族に譲ることもできる。
このサービスの利用条件は以下のとおりだ。
- JRE POINTにビューカードを登録している
- 家族メンバーとして登録している
なお、家族メンバーとして登録できるのは住所と姓が同じ方のみだ。
学生は通学や友人との食事などでクレジットカードを利用する機会も多いため、比較的ポイントは貯まりやすい。
利用する機会がなかったり、家族が新幹線を利用して旅行したりする場合などは、ポイントを移行することで有効活用できるだろう。
学生がビューカードの審査通過するためのポイント
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ビューカード スタンダードは学生でも申し込み可能だが、利用するには審査を通過する必要がある。
ここでは、ビューカード スタンダードの審査に関する以下の項目を紹介する。
申し込み前に確認して、審査にスムーズに通過するようにしてほしい。
審査基準
ビューカード スタンダードの審査基準は非公開のため、詳細な内容は不明だ。
ただし、一般的なクレジットカードと同様な審査が行われると推測され、主に以下の項目が審査対象となるだろう。
- 年収
- 雇用形態
- 勤続年数
- 住居の状況(持ち家・賃貸)
- 他社からの借入状況
- 他のクレジットカードの利用状況
- 世帯主の年収
- 年齢
学生であれば勤続年数や雇用形態の確認が不要のため、他社からの借入状況が重視されるだろう。
過去に金融事故を起こし、いわゆる「ブラックリスト」に登録されている場合はクレジットカードの作成は困難だ。
審査通過のポイント
学生がビューカード スタンダードに申し込みする際は、第一に正確な情報を提供することが重要である。
勤務先や収入が審査対象にならない学生でも、誤った情報を記入すると審査に時間がかかる可能性がある。
記載ミスがあれば再提出を求められることもあるため、十分に注意が必要だ。
また、申し込み時点で借金があったり、他のクレジットカードへ複数申し込みする場合は審査落ちする可能性が高まる。
ビューカード スタンダードの審査に確実に通過したいのであれば、借金を完済して他のカードの申し込みは控えるのが良いだろう。
学生がビューカードに申し込む方法
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ビューカード スタンダードは、インターネットからの申し込みが便利で簡単だ。
ここでは、インターネットでビューカード スタンダードを申し込む際の流れを紹介する。
- 必要な書類を用意する
- 入会申込フォームへ入力する
- 審査が開始される
- クレジットカードが郵送される
申し込み前にしっかりチェックして、ビューカード スタンダードをスムーズに手に入れてほしい。
必要な書類を用意する
インターネットから申し込む場合は、以下の2点を用意してほしい。
- 本人確認書類
運転免許証やパスポートなど - 銀行口座がわかるもの
通帳やキャッシュカードなど
なお、インターネットからの申し込みでオンライン口座振替を選択すると、書類の郵送は必要ない。
入会申込フォームへ入力する
次にビューカード スタンダードの申し込みフォームから、住所や氏名などの個人情報を入力しよう。
その際、本人確認書類に記載されている住所を間違いなく記入するよう心がけてほしい。
誤った記載はクレジットカードの発行が遅れる原因になるため、正確に記入しよう。
審査が開始される
すべての入力が完了すると、クレジットカード発行のための審査が行われる。
審査時間は申し込んだ時期や申し込みの件数により異なるが、通常は1〜3日程度だ。
クレジットカードが郵送される
審査が完了すると自宅にビューカード スタンダードが郵送される。
通常は、申し込みからカードの到着まで1週間前後である。
ビューカード スタンダードが到着したら、カード裏面の以下の項目を確認しよう。
- カード番号
- 氏名
- 有効期限
間違いがなければ、署名欄があるカードであれば自分で署名を済ませよう。
ビューカードは学生の利用に向いているクレジットカード
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ビューカード スタンダードは学生でも作成可能なクレジットカードである。
学生がビューカード スタンダードを利用すると、以下のメリットを享受できる。
- Suicaのオートチャージが利用可能
- モバイルSuicaで定期券を購入すると5%還元
- Suicaのチャージやショッピングでポイントが貯まる
- えきねっとでの利用や商品交換などポイントの使い道が豊富
学生は通学時の電車利用や友人との会食などでSuicaを利用するケースは少なくない。
Suicaをお得に利用したいのなら、チャージでポイント還元されるビューカード スタンダードがおすすめである。
なお、ビューカード スタンダードを作成するには審査に通過する必要がある。
審査では他社からの借入状況や他のクレジットカードへの申し込み件数が重視されるため、それらをクリアにしてから申し込むのが良いだろう。
ビューカード スタンダードを申し込むのであれば、手続きが簡単なインターネットからがおすすめだ。
引き落とし口座をオンライン上で指定すると、本人確認書類の郵送は必要ない。
クレジットカードを作成してお得に学生生活を過ごしたい方は、ビューカード スタンダードの利用をぜひ検討してみてほしい。


